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更年期障害について

更年期障害について

女性は30代後半から女性ホルモン(エストロゲン)の量が徐々に減少していき、更年期の年代になると、女性ホルモンの分泌量が急激に減少していきます。この変化に体が対応できず、さまざまな不調を招くようになります。
不調症状は個人差が大きく、程度が非常に強い方から全く感じないほど弱い方までさまざまです。
その中でも日常生活に差し支えるほど症状が現れた場合は、更年期障害と診断されます。

更年期障害は多種多様な不調が心身に現れるため、似たような症状の病気を見過ごしがちになります。そのため更年期障害の症状と思っていたら、実は別の病気が体内に潜んでいたという可能性もあります。

更年期障害の主な症状

体の症状
  • 体が重だるい
  • 立ちくらみ
  • 疲れやすい
  • 耳鳴り
  • のぼせる
  • 動悸
  • 顔がほてる(ホットフラッシュ)
  • 手足の痺れ
  • 手足の冷え
  • 乳房の痛み
  • 大量の汗をかく
  • 関節の痛み
  • 体の痒み
  • むくみ
  • 皮膚や目、口の乾燥
  • 肩こり、腰痛
  • めまい
  • 頭痛、頭重感
  • 尿トラブル(頻尿、尿漏れ)
  • 性交痛
  • 抜け毛
  • 薄毛 など
心の症状
  • イライラ
  • 不眠
  • 不安
  • 情緒不安定
  • 意欲の低下 など

検査について

診察し、症状などから更年期障害が疑われる場合は、血中の女性ホルモン量を調べる血液検査を行い、診断します。
精神疾患が疑われる場合は心理状態に異常がないかどうかを調べる心理検査を行うこともあります。

治療について

低下したホルモンを補充するホルモン補充療法(HRT)が主になりますが、HRTと併用して漢方薬や抗精神薬(抗うつ薬、抗不安薬)を用いることもあります。

そのほか、患者さまのお話をお聞きしたうえで、生活習慣などもアドバイスいたします。
※当院ではプラセンタ治療を保険で行うことができます

骨盤臓器脱

骨盤臓器脱とは

子宮や膀胱、直腸が正常位置から外れて、下に垂れ下がっていること(子宮脱、直腸脱、膀胱脱)を総称して骨盤臓器脱といいます。

原因

女性の骨盤内蔵器(子宮、膀胱、直腸など)は、多くの筋肉・靭帯・膜で支えられていますが、出産時に傷ついたり、女性ホルモンが減少したりすることで、筋肉・靭帯・膜が弱くなりおこります。

主な症状

  • 腟から丸いものが脱出する
  • ピンポン玉のようなものが触れる
  • 股の間に何かがはさまっている感じがする
  • 下腹部が引っ張られる感じ
  • 下腹部が下がってくる感じがする など

検査について

検査では、問診、視診、尿検査、台上診などを行います。
脱出部位やその程度、腟粘膜の状態、血尿や炎症の有無などを調べ、診断します。

治療について

腹圧がかかったときに一時的に脱出する軽度から中程度の症状

保存的治療となります。
骨盤底の運動を継続的に行う骨盤底筋体操で、骨盤底筋を鍛えて臓器の垂れ下がりを防ぐようにします。
またリング状のペッサリーを腟内に挿入し、子宮の位置を上げて固定し、骨盤臓器が落ちてこないようにする方法なども行います。

骨盤内臓器が常時脱出した状態になるほどの重度な症状

手術療法となります。
子宮摘出や腟壁を縫い縮める方法、メッシュ状のシートを骨盤の底に入れ、臓器の脱出をハンモックのように支えて防ぐ方法(TVM手術)、腹腔鏡を使用した手術(LSC)など、その人の状態に合わせた内容で行います。

女性の健康を考えた
女性のための
クリニックです

埼玉県鶴ヶ島市にある
ヒロレディースクリニックは
生理痛から避妊、
更年期、子宮がん検査まで、
女性のお悩みをサポートいたします。